業績検討資料の見直し
2015.11.27
経営
御堂筋税理士法人の才木です。
毎月、経営会議に参加している会社があります。
新しい期がはじまって第1回目の会議です。
私が注意してチェックしたかったことの一つは、
『今期の戦略の進捗チェックできる
仕組みが整っているか?』です。
仕組みとは、
チェックできる資料
とチェックする場と方法のことです。
まず、戦略に従ったチェック資料はどうか?
今期の戦略は、比較的小規模の新規のお客様を
○○件獲得し、売上総額○○円を増販することです。
資料のポイントは、
1.新規顧客へのアプローチが見える化できること
⇒KPIは訪問予定回数と訪問実施回数
2.口座開設後の売上推移が見える化できること
⇒販売の増減から事実を推測する。
3.営業担当者が振り返れるような工夫
と主に3点です。
この3つのポイントを網羅できる資料をメンバーで話しあいました。
そして、その資料を使って
いつ、どのようにして部下と上司が
会話をするかというも議論しました。
これが、チェックの場と方法ですね。
ある営業所長が言いました。
『当月予測と実績を確認しながら、
来月の予測をするときに、来月の行動予定を
決めてもらうことが大切ですね』
まったく、その通り!
ということで、今期の重点戦略のチェック資料改定の
意思決定がなされました。
資料は、人間の思考を左右する大切なツールです。
会議時間は、3時間予定が4時間と1時間延長となりましたが
とてもいい意思決定ができたと思いました。