御堂筋税理士法人創業者ブログ

お客様での経営計画立案の場面。

「今期は、ブルーオーシャン戦略

フレームワークを使いましょう!」

という私の軽いノリの提案から

スタートしました。



ブルーオーシャン戦略とは、

企業が生き残るために、

既存の商品やサービスを改良することで、

高コストの激しい「血みどろ」の争いを

繰り広げる既存の市場を「レッド・オーシャン」

競争者のいない新たな市場でまだ生まれていない、

無限に広がる可能性を秘めた未知の市場空間を

「ブルー・オーシャン」と名づけています。


この「競争」とは無縁のブルー・オーシャンという

新しい価値市場を創造し、ユーザーに高付加価値を

低コストで提供することで、利潤の最大化を

実現するというのが、この戦略の狙いです。






ブルー・オーシャン戦略を実践する上で

もっとも重要なポイントは、

新しい価値市場を創造するための

「バリュー・イノベーション(価値革新)」

という考え方により、市場の境界線を

引き直すということです。


そのための重要なフレームワークとして

「アクション・マトリクス」

「戦略キャンバス」が

重要なツールとして考えられます。



・アクション・マトリクス
①取り除く②増やす③減らす④付け加える

という四つのセグメントに、

自身が身を置く業界や他社の取り組みを当てはめ、

自社の事業を再整理するツール。


現状の競争要因に対して、

自身でどのように変化をもたらせば、

ブルー・オーシャンを創造できるかを整理します。






・戦略キャンバス
競争要因を横軸に、縦軸はそのレベルを表し、

自社の取り組みと他社の取り組みを比較するツールです。

各競争要因の点を結び合わせた線が、

他社の線と異なる場合は、新たな市場を創造できる

可能性が高いことが確認できます。



そして、同業他社の情報としては、

上場企業を選定しました。

非上場企業と上場企業との比較は

とても意義深いものだと思います。


上場企業3社のIR情報の中期経営計画と

決算短信を幹部メンバーに事前にお読み頂き、

アクション・マトリクスへ討議へと入っていきました。



役員と幹部メンバーからは、

「こんなに真剣にIR情報見たのは初めてです!

 自社の強みと弱みがはっきりと見えました。」

という意見も飛び出しました。


完全にブルーオーシャンの状態を創り上げれなくても、

お客様の選択基準において、差別化要因を確認する

フレームワークとしてとても機能することがわかりました。


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