13年間の取組み結果を喜ぶ
2016.04.08
ブログ
コンサルティングに強い御堂筋税理士法人の才木です。
『第160回経営戦略会議』
13年以上継続しているお客様の経営会議です。
第1回が、平成15年1月8日。
私の記憶では、この期間内に1回だけ中止となった場合
を除き継続してまいりました。
当時常務取締役だった現社長が
お父様からの事業承継真っ只中のタイミングで
スタートした経営計画を推進するための経営会議。
中期計画では、バランスシートの改善目標を
明示していました。
『自己資本比率30%回復』
流通業であるこのお客様では、容易に達成できる
数値ではありませんでした。
しかし、社長は
『自己資本比率を30%に押し上げ、
社員に十二分の決算賞与を支払いたい!』
という想いを語ってくれました。
そして、毎月の議事録には、
『自己資本比率目標達成後の決算賞与』
と暗号のような無期限の宣言が
記され続けました。
そして今月、念願の自己資本比率30%達成!
社長から、
『みんなの頑張りで、やっと中小企業として
多少評価してもらえる会社の仲間入りができた。
当期期末には、約束していた決算賞与を
支払いできそうです。
このまま、気を緩めることなく、
お客様のために仕事に邁進しましょう。』
との言葉。
やっとの思いで到達した
とても深い言葉でした。
これまでにも、目標利益を大幅に上回ること
もありましたが、借入金返済を優先してすすめ、
そのときに社員に大判振る舞いすることもなく、
社員と一緒に歯を食いしばり、地道に取り組んだ結果です。
会計事務所として、お客様の経営会議に
参加させていただき、このように
貸借対照表の改善結果を一緒に喜べることは
この上ない幸せだなと思いました。
経営計画作成のタイミングから振り返ると
実質14年の取り組み結果です。
本当に嬉しい!
しかし、喜びもつかの間。
たな挑戦がスタートします!
これからも、しぶとく取り組みたいと思います。
コンサルティングに強い税理士法人 御堂筋税理士法人の才木でした。