目標未達の時
2014.10.23
経営
御堂筋税理士法人 才木です。
目標未達の場合のアプローチはどうするか?
さまざまなアプローチがあると思われるが
私は、経営計画上の仮説の検証をじっくりと行う。
例えば、その目標未達対象が売上出会った場合は、
販売促進フレームワークの検証。
出会いから受注までプロセスがあるビジネスであれば、
①接点数⇒②提案件数⇒③受注件数
という大きくは3つのプロセス。
目標未達ということは、
③受注件数×単価が未達ということになるので、
どちらに原因があるかを特定する。
もちろん、どちらも未達の場合もある。
この当たりは、MECEでじっくりと分析
を進めなければいけない。
なぜなら、この時点で分析ミスを犯すと
対策案自体がずれていることになるから。
先日も、あるお客様で振返りを行っていると
一定の結論がでた。
1.受注単価の落ち込みはなし
2.受注件数は、目標値の80%
3.提案件数も目標値の80%
4.接点数は目標値の90%(昨年対比85%)
つまり、
1.接点数の10%落ち込み
・消費者動向の落ち込みは市場係数とほぼ同じ
・であれば、わが社の活動量を増やすしかないが?
↓
昨年対比の営業部としての活動量はほぼ同じ
これが要因だと確認
2.接点から提案へのステップアップ率が落ち込んでいる。
・昨年対比の提案率も同様に落ちている
・顧客心理のダウンは否めないので昨年以上の提案への
アクションおよび工夫が必要だが・・・?
・昨年と同様の方法でしか提案活動を行っていない。
↓
これは、訪問スピードと提案へのステップが必要だと特定
結局、この2点が問題点だと認識して、課題解決策を
現場メンバーと共に早急に検討することとなった。
この会社では、2年前から経営のコックピット導入を
させていただき、上記のような販売促進フレームワーク上
の活動指標が見える化できてきた。
最後にトップの方とお話しすると、
「今までは、
『なんで売上目標未達やねん!
市場が冷えても関係ない!
気合で売上上げよう!』
という根性論でしか会話できなかったのですが、
今年は、実数値で議論できるので、メンバーも
納得感を持って、議論に参加していると思います。
これなら、達成へのチャレンジがしやすいですね。」
というお声を頂きました。
適切な分析資料(solution)とメンバーの同意ある
コミットメント(accompany)で目標達成することが
会議の目的の一つ!