御堂筋税理士法人創業者ブログ

御堂筋税理士法人 才木です。


目標未達の場合のアプローチはどうするか?


さまざまなアプローチがあると思われるが
私は、経営計画上の仮説の検証をじっくりと行う。

例えば、その目標未達対象が売上出会った場合は、

販売促進フレームワークの検証。


出会いから受注までプロセスがあるビジネスであれば、
①接点数⇒②提案件数⇒③受注件数

という大きくは3つのプロセス。


目標未達ということは、
③受注件数×単価が未達ということになるので、
どちらに原因があるかを特定する。
もちろん、どちらも未達の場合もある。

この当たりは、MECEでじっくりと分析

を進めなければいけない。


なぜなら、この時点で分析ミスを犯すと
対策案自体がずれていることになるから。

先日も、あるお客様で振返りを行っていると

一定の結論がでた。


1.受注単価の落ち込みはなし

2.受注件数は、目標値の80


3.提案件数も目標値の80

4.接点数は目標値の90%(昨年対比85%)


つまり、


1.接点数の10%落ち込み

 ・消費者動向の落ち込みは市場係数とほぼ同じ

 ・であれば、わが社の活動量を増やすしかないが?

           ↓

  昨年対比の営業部としての活動量はほぼ同じ

  これが要因だと確認

  

2.接点から提案へのステップアップ率が落ち込んでいる。

 ・昨年対比の提案率も同様に落ちている

 ・顧客心理のダウンは否めないので昨年以上の提案への

  アクションおよび工夫が必要だが・・・?

 ・昨年と同様の方法でしか提案活動を行っていない。

            ↓

  これは、訪問スピードと提案へのステップが必要だと特定


結局、この2点が問題点だと認識して、課題解決策を
現場メンバーと共に早急に検討することとなった。

この会社では、2年前から経営のコックピット導入を

させていただき、上記のような販売促進フレームワーク上

の活動指標が見える化できてきた。

最後にトップの方とお話しすると、

「今までは、

『なんで売上目標未達やねん!

 市場が冷えても関係ない!

 気合で売上上げよう!』

という根性論でしか会話できなかったのですが、

今年は、実数値で議論できるので、メンバーも

納得感を持って、議論に参加していると思います。

これなら、達成へのチャレンジがしやすいですね。」

というお声を頂きました。


適切な分析資料(solution)とメンバーの同意ある
コミットメント(accompany)で目標達成することが
会議の目的の一つ!
















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