頻繁なチェックによるPDCA強化
2016.08.05
経営
コンサルティングに強い御堂筋税理士法人の才木です。
毎月、営業会議をサポートさせて
いただいている流通業のお客様へ。
たまたま、月曜日の朝礼に参加
させていただきました。
すると営業の方は、個々人が
『売上目標1200万に対して250万で20.8%。
粗利目標240万に対して70万で29.1%』
という数値を発表されていました。
(上記数値は実際の数値ではありません。
サンプル数値です。)
とても気になったので、朝礼終了後に
社長にこの発表の目的をお聞きしました。
『あの発表は、毎週月曜日に発表してもらっています。
金曜日までの実績累計値を金曜日または月曜日の朝に
確認していただき、全員の前で発表してもらっています。
だいたい、1ヶ月は7日×4週間でしょ。
だから、1週間終了した時点で25%の進捗
がなければ目標達成しないという目安を
売上と粗利の確認で行っています。』
とおっしゃいました。
しかし、この発表が行える背景には、
毎日売上伝票を完璧に営業と営業サポート課が
入力そしてチェックできているからできること。
あいまいな値決めによる仮伝票出荷をしていると
数値は確定せずに、異常値が出てしまいます。
(リアルタイムで売上、粗利の累計値チェック
できる会社は少ないと思います。)
業務の日々完結主義ができてこそできる
チェック方法です。
当たり前かもしれませんが、日々完結主義で
売上・粗利を確定できることはレベルが高い。
そして、私の気づきの本題です。
私が参加させていただいているのは、
月次チェックの会議です。
このチェックは週次チェックですね。
25%進捗をものさしとして、月間目標を
達成すべく自己チェックできるように
出来る工夫ですね。
非常に分かりやすくていいチェック方法。
また、ただチェックしてくださいと
お願いするだけでなく、
社員全員の前で、売上そして粗利の
目標値と実績値を暗記して言葉で発表するので
目標値と進捗率が脳にしみこむ効果も含まれます。
よきPDCAは、
P:戦略的なプラン
D:やりたくなる仕掛け
C:頻繁なチェック
A:原因にせまる思考力
が必要だと感じています。
まさに、頻繁なチェックの工夫ですね。
このような構造があるため、
メンバーも毎日の目標と実績を
確認する習慣が身につくのだと
この朝礼参加から学ばせて頂きました。
コンサルティングに強い税理士法人 御堂筋税理士法人の才木でした。