経営計画とは何か?
2015.07.14
経営
御堂筋税理士法人の才木です。
最近、経営計画についたお話しする機会が増えているので、
経営計画とは何か?どのような効用があるのか?
ということを考えています。
まず、ピーター・ドラッカーの「マネジメント」からの抜粋です。
戦略計画とは、
①企業家的なリスクを伴う意思決定を、
可能な限りの知識をもって体系的に下し、
②その実行に必要な活動を体系的に組織し、
③実行結果を体系的にフィードバックする
連続したプロセスである。
『体系的に』という言葉が頻繁に登場するので確認すると
『体系的にとは』
個々の物事が一つの理論的な秩序・まとまりの中に
組み込まれているさま、統一的な原理のもとにある
様子などを意味する表現。
理論的な秩序・まとまり?
統一的な原理?
⇒統一的原理を背景とした論理的な秩序。
どちらにしても、理論的に、かつ原理原則を
追求しなければいけないということ。
チェックリスト化すると
□リスクを伴う意思決定ができているか?
□実行活動を論理的展開し、組織に割当てているか?
□実行結果フィードバックシステムがあるか?
□仮説と検証の連続プロセスがあるか?
□企業の意思決定、フィードバックが論理的に
かつ原理を明確にして行われているか?
仮説と検証と一言で言ってしまえば、それで終了ですが
それぞれが、論理的に展開されていないとダメだということ!
全く、その通りだと感じます。
経営計画書といってもハッキリとした定義はなく、
数値計画だけの経営計画書もあれば、
スローガンだけの経営計画書を見ることがあります。
私たちの組織そして私たちのお客様の経営計画書は
このドラッカーが提唱する経営計画書にして、
お客様の成長発展に貢献したいと思います。