経営者の条件(第3章)その2
2019.07.16
ブログ
御堂筋税理士法人の才木です。
ドラッカーさんの経営者の条件
第3章「どのような貢献ができるのか」~続き~
私の視点でのまとめです。
・人間関係のあるべき姿
対人関係の能力を持つことによって
良い人間関係が持てるわけではない。
自らの仕事や他との関係において、
貢献に焦点を合わせることによって
良い人間関係が持てる。
そして人間関係が生産的となる。
生産的であることが、
良い人間関係の唯一の定義である。
仕事の関係において
成果がなければ、
暖かな会話や感情も無意味である。
貧しい関係の取り繕いに過ぎない。
逆に関係者全員に成果をもたらす
関係であれば、
失礼な言葉があっても
人間関係を壊す事はない。
貢献に焦点を合わせるならば、
部下、同僚、上司を問わず、
他の人の自己開発を
触発することにもなる。
属人的な基準ではなく、
仕事のニーズに根ざした基準を
設定することになる。
すなわち卓越性の要求である。
①強い意欲
②野心的な目標
③大きな影響力のある仕事
の追求である。
我々は、自己開発と人材育成に
ついて多くを知らない。
しかし唯一知っていることがある。
人、特に知識労働者と言うものは
自らが自らに課す要求に
応じて成長する。
自らが成長や業績と
みなすものに従って成長する。
自らに少ししか求めなければ
成長しない。
多くを求めるならば
何も達成しないものと
同じ努力で巨人に成長する。
第3章のまとめ
われわれは貢献に焦点を
合わせることによって、
基本的な問題の1つについて
解決に近づくことができる。
それは、混乱と混沌に対する
対応であり、
それらのうち意味あるものと
雑音に過ぎないものとの識別である。
われわれは、貢献に焦点を
合わせることによって、
原則とすべきものを知る。
かつ所々の事象の意味を知る。
また貢献に焦点を
合わせることによって、
組織の中にあって
他の人たちに依存している
という組織に働く人の特有の弱みを
強みに転換することができる。
すなわち、チームの形成を可能とする。
そして最後に、
貢献に焦点を合わせる
ことによって、
組織の内部に
引きこもることを防ぐ。
貢献に焦点を
合わせることによって、
組織の内部における
努力、仕事、諸々の関係から、
組織の外部すなわち
組織の成果に目を
向けることができる。
市場、顧客、地域の患者、
一般市民など外部の世界と
直接関係を持つことができる。
貢献に焦点を合わせるという事は、
つまるところ、成果をあげることに
焦点を合わせることである。
貢献に焦点をあて、成果を習慣化する。
そのためには、
①強い意欲
②野心的な目標
③大きな影響力のある仕事
の追求ですね!!