御堂筋税理士法人創業者ブログ

御堂筋税理士法人の才木です。


4月に読書したピーター・M・センゲの

『最強組織の法則』

~新時代のチームワークとは何か~





私の読力では読みこめていない面も多々あると

思われますが、それでも概念として理解し、

自事務所そしてお客様の組織デザインの視点では

とても参考になりました。


以下、まとめです。

1章 管理から創造への飛躍


1.5つの鍵

 ①システム思考(ひとつの概念の枠組み)

  全体のパターンを明らかにし、

 それを有効に変えていくすべを人々に把握させるために、

 この50年にわたって開発された知識とツールの総体。


 ②自己マスタリー

 (ラーニングオーガニゼーションの精神的土台)

  個人の視野をつねに明瞭にし、深めていくことを意味する。

 エネルギーを集中し、忍耐力を養い、現実を客観的に

 とらえるのである。


 ③メンタルモデルの克服
 メンタルモデルとは、われわれの心に

固定されたイメージや概念のこと。


「組織的学習、すなわち経営チームが会社や市場や

競争相手に関して共有するメンタル・モデルを変えて

いけるかどうかにかかっている。この意味でわれわれは

計画を学習ととらえ、企業計画を組織的学習ととらえている」

シェルグループ、アリ―・デ・ジウスの言葉。


メンタルモデルに取り組む修練は、

内に鏡を向けることからはじまる。


自分の内にある世界のイメージを発掘し、それを表に出し、

じっくり精査するすべを学ぶのである。

 

 ④共有ビジョンの構築

  リーダーシップに関して数千年ものあいだ幾多の組織を

 導いてきた一つのアイデアがあるとすれば、それは、

 達成すべき将来のイメージを共有することであるだろう。

 

 何らかの偉業を成しとげた組織で目標や価値観や使命が

 組織全体に浸透していない例をあげるのはむずかしい。

 

  本物のビジョンがあれば、人々は学び、力を発揮する。

 そうせよといわれるからではなく、そうしたいがゆえに。

 

  共通ビジョンをつくるのに必要なものは、お義理ではなく

 心からの参加と献身を育む共通の「将来像」を掘り起こす技術だ。

  経営者たちはこれを習得するなかで、どんなに善意であれ、

 ひとつのビジョンの押しつけは生産性を阻害することを学ぶ。

 

 ⑤チーム学習

 チーム学習は、「対話」ではじまる。

メンバーどうしが個々のメンタル・モデルを棚上げして、

本当の「共同思考」に入るのだ。

 

  チーム学習が肝心なのは、現在の組織では、歌人ではなく

 チームが学習の基礎単位であるからだ。チームが学べなければ、

 組織は学ぶことができない。

 

 ※第5のディシプリン

  システム思考は、他の4つを統合する第5のディシプリン

 といえる。システム思考によって全体がまとまり、

 一貫した理論と実践の総和が つくられるのである。


 システム思考の可能性を現実のものにするには、

共通のビジョンを築き、メンタル・モデルを意識化し、

チーム学習を進め、個人の習熟をはかる自己マスタリーの

訓練もまた必要である。

 

  システム思考は、ラーニング・オーガニゼーションに

 関する最も微妙な側面【個々人が自分自身と周囲の世界を

 新たなイメージで眺めるようになる側面】の理解を助ける。

 ラーニング・オーガニゼーションの核心には精神の変化が

 ある→自分自身と世界との別個のものとみなす態度から、

 世界とつながっていると見る態度へ。

 

  問題の原因は、「よその」だれか、または何かから

 来ているとする態度から、自分の行動が目の前の問題を

 生み出しているのだとする態度へ。


 【続く】







関連記事

Noimage ブログ

2018年 第28期 御堂筋税理士法人経営計画発表会

Noimage ブログ

経営者の条件(第5章)その3

Noimage ブログ

最強組織の法則その2

Noimage ブログ

御堂筋税理士法人のSDGs

Noimage ブログ

サクセスエール税理士法人経営統合記念式典

Noimage ブログ

会計事務所担当者の一人前への道

Noimage ブログ

2021年度経営計画作成中

Noimage ブログ

採用面接で共有すること