御堂筋税理士法人創業者ブログ

御堂筋税理士法人の才木です。


最強組織の法則まとめその2です。


2章 組織はかく思考する

  ~企業の抱える7つの学習障害~


7つの学習障害

 ①「職務イコール自分」


 お仕事は何ですかと訊ねられれば、

ほとんどの人は自分が加わっている事業全体の

目的ではなく、毎日やっている職務を答える。

(ドラッカーの石工への質問と同じ)

  組織の成員が自分の職務だけに気をとられると、

 すべての職務が関連しあって生まれる結果に対する

 責任感が薄れてしまう。


 

 ②「敵はむこうに」

  ことが上手く運ばなかったとき、ほかの誰か

 または何かのせいにする傾向は誰にもある。

 この「敵はむこうに」シンドロームは、

 実は、「職務イコール自分」症候群および、

 それで育まれる非システム的世界観の副産物である。


 

 ③積極策の幻想

 「積極姿勢」は、きわめてしばしば形を変えた

 受け身である。真の積極性は、自分の抱える

 問題にどのように寄与するかの見通しから生まれる。

 それは、一時の感情から生まれるものではなく、

 冷静な考え方の産物なのである。


 

 ④個々の出来事にとらわれる

 組織内の会話を支配するのは出来事について

の関心である。先月の売上高、新しい予算削減、

全四半期の収益、だれそれの昇進や解雇、競争相手が

発表した新製品等々。

  大切なのは、変化にすばやく反応できる能力である。

 皮肉なのは、今日、われわれの組織及び社会の生き残り

 にとって中心的脅威は、不意の出来事ではなく、

 徐々にゆっくり進行するプロセスから来ることだ。

  人々の考え方が短期的出来事に支配されている

 組織では、生成的学習は維持できない。創造は学べない。


 

 ⑤ゆでられた蛙の寓話

 徐々に変化してゆくプロセスを見きわめる力を養うには、

いまのあわただしいペースをゆるめ、派手なものだけで

なく目立たないものにも注意を払う必要がある。

 潮だまりのふちに腰を下ろしてのぞきこみと、

はじめはこれといった動きはなにもないように見える。

けれども長く目をこらしていると、潮だまりは不意に

生気をおびる。ペースを落とし、重大な脅威を

しばしば隠しているゆるやかなプロセスに目を向ける

ことを学ばなければ、あの帰ると同じ運命をたどるだろう。


 

 ⑥体験から学ぶという錯覚

 学習のジレンマ→人は経験から最も多くのことを

学ぶが、重要な決定の場合はたいてい、その帰結を

直接経験しないのである。

 われわれの行動の帰結が、遠い将来に、あるいは

 自分をふくむ広大なシステムの遠い場所にあるとすれば?

 人はそれぞれ「学習地平」をもっている。

 これは時間・空間における視野の幅で、その枠内で

 われわれは自分の働きを評価するのだ。

 しかし行動の帰結が自分の学習地平をこえたところ

 にある場合、直接経験から学ぶことは不可能となる。


 

 ⑦経営チームの神話

  組織にとって重大な、機能の枠を超えた複雑な問題を、

 協力して解きほぐすのが管理職の仕事だが、

 しかし一般の経営陣がこれらの学習障害を克服できると

 実際に期待していいだろうか?

 「熟練した無能」になってはいけない。



結論:5つのディシプリンが解毒剤となる!

http://ameblo.jp/mdsj-coo/entry-12026010506.html









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