御堂筋税理士法人創業者ブログ

御堂筋税理士法人の才木です。


名著であるマーシャル・ゴールドスミスの

『コーチングの神様が教える「できる人」の法則』

のご紹介です。


この本のからのメッセージは何と言っても

成功を遠ざける20の悪癖。

私が特に気を付けなければいけないと

思った癖は、②③④⑦⑬⑰⑳の7つ。

あなたをさらなる成功から遠ざける20の悪癖

①極度の負けず嫌い。

  極度の負けず嫌いは、他の問題の下地になるのでいちばんの問題である。必死になる価値のないことのために勝とうとする場合に問題になる。

②何かひとこと価値を付け加えようとする。

  あなたのアドバイスで、私のアイデアは5%改善されたかもしれないが、私の意欲の50%を削いでしまう。アイデアをよくすることで得られるものよりも、部下がやる気を失うことの影響の方が何倍も大きい。上になればなるほど、他の人を勝者にすべきであり、自分自身が勝者になる必要はなくなる。対策は、話す前に一呼吸おいて、これからいわんとすることは意味があるかどうか考える。

③善し悪しの判断を下す。

  どんなに婉曲であっても、人は批判されるのを好まない。善し悪しの判断を下すことは、人を遠ざけ、大きな成功から私たちを引き離す命取りとなりうる。人が役立とうと思ってしたことに判断を下すことで唯一確かなことは、彼らが二度と役に立とうとしなくなることだ。医者は、足を折った患者の理由に判断を下さない。医者が気にするのはどうやって足を直すかだけだ。役に立とうとしてくれる人には、あなたもニュートラルで、ただ「ありがとう」とだけいうこと。

④人を傷つける破壊的コメントをする。

 他人を傷つけるコメントは、「それが真実か」が問題ではなく、「それは言う  価値があるのか」が問題なのである。特に率直さを売り物だと考えている人に起こりやすい。

⑤「いや」「しかし」「でも」で文章を始める。

 文章を「いや」「しかし」「でも」で始めると、どんなにやわらげようとしても、相手に対するメッセージは、あなたは間違っているになってしまう。

⑥自分がいかに賢いかを話す。

  問題は、自分がいかに知っているかを自慢しているだけでなく、相手を侮辱している点である。賢さは、人を魅了する。その一方で、いかに賢いかを自分で言ったとたん、人はうんざりする。対策は、1.口を開く前に自問自答する「話す価値があるか?」、2.価値がないと結論し、3.「ありがとう」という。

⑦腹を立てているときに話す。

   怒りが誰かの落ち度であることはほとんどなく、自分自身の問題であることに気づく。存在に腹を立てるのは、机が机であることに腹を立てるようなものだ。また口を閉じたままでいれば、誰もあなたが本当はどう感じているかを知ることはできない。黙っていれば笑い者になることも、敵を作ることもないことの価値に気づけばよい。

⑧否定、もしくは「うまくいくわけないよ。その理由はね・・・」と言う。

  否定的な態度については、話し方よりも、あなたに誰かが提案を持ってくるかどうか観察すればよくわかる。来る人がいないか少なければ、あなたの悪い癖は重大である。

⑨情報を教えない。

  情報を開示しないことの問題は、期待する効果が得られることがほとんどない点である。情報を独占することは不信感をはぐくむだけであり、権力を持つためには、忠誠心を書き立てる必要があるのである。

⑩きちんと他人を認めない。

  認めたたえるという行為は、締めくくりそのもの。あなたと部下が作り出した成功という大切なギフトを詰めた宝石箱を、美しいリボンで飾ることだ。認めることをしなければ、そのギフトは安っぽいものになる。

⑪他人の手柄を横取りする。

  他人の手柄を横取りすることは、他人の功績を認めほめることをしないで傷つかせた上に、さらに侮辱を加えることになり、ダブルパンチの犯罪である。何かをやり遂げてよくやったと思ったことがあれば、「ひょっとして何らかだれかの手柄・おかげではないか」と自問する。そして感謝する。

⑫言い訳をする。

  「私は・・・が上手じゃないから」と思うことがあったら「どうして上手じゃないんだ?」と自問してほしい。自分自身に言い訳をするのをやめれば、なんだってやろうと思えばうまくできるようになるものだ。

⑬過去にしがみつく。

  過去にさかのぼることは変化させることにはならない。理解するだけのことだ。過去を受け入れることに問題を抱えているのなら、過去を理解するのは十分許容できることだ。もし未来を変えることを考えているのなら、ただ一つ効果的なアプローチは、相手の目を見つめて「変わりたいと思うのなら、こうしなさい」ということだ。

⑭えこひいきする。

  部下を次の点から評価してみる。1.私にどの程度好意をもっているか、2.会社や顧客にどの程度貢献しているか、3.彼らを個人的にどの程度認め、評価しているか。そして、1と3、2と3の相関関係のどちらが高いのかを確認する。確認するところから変化が始まる。

⑮すまなかったという気持ちを表わさない。

  自分が間違っていると認めることは、敗北を意味すると思うが、実際にはあなたの味方に変わる。自分の手の内をすべて見せてしまえば、隠しておくよりも相手ははるかによく扱ってくれる。謝罪することは、人間のもつ武器のなかでもっともパワフルで共感をもたらすものだ。それは愛と同じくらい強い力を持つ。謝罪のいちばんよいところは、過去を水に流させる点である。

⑯人の話を聞かない。

  これが一番多く聞く不満のひとつ。話を聞かないことは、山ほどネガティブなメッセージを送っている。耳を傾け、話している人の目を見て、自分の口をつむぐのに、何か特別な努力が要るか?

⑰感謝の気持ちを表わさない。

  人からのアドバイスやお世辞を言われたら、とりあえず「ありがとう」ということ。これは20の悪い癖のなかでいちばん克服しやすい。

⑱八つ当たりする。

  あなたにどんな情報も入らないようにシャットアウトしたいなら、八当たりすればよい。あなたのために誰かがアドバイスしたり、注意をしてくれたら、「ありがとう」以外に何かいおうと考えないこと。

⑲責任回避する。

  失敗は許されないと考える人は、一般に自分のまちがいを認められない。責任回避があなたの問題であれば、あなたは自覚しているはずだ。伝えたいことは、あなた以外の人は、誰もだまされていないということだ。あなたは自分の身を護っているつもりかもしれないが、実際には自殺行為をしていることを認識してもらいたい。

⑳「私はこうなんだ」と言いすぎる。

  自分のことを考える時間が少なくなり、スタッフがどう感じるかに注意を払えば払うほど、得るところが大きくなり、社長の評価はうなぎ登りとなる。業績もしかり。つまり方程式は「-私のこと+彼らのこと=成功」

すべて、記憶はできそうにないが、たまに覗きこんで

振り返るリストとしては素晴らしいリストです。



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