御堂筋論語塾 第7講
2016.10.25
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コンサルティングに強い御堂筋税理士法人の才木です。
昨日は、安岡定子先生の御堂筋論語塾第7講でした。
前回から里仁第四に入っています。
『仁』という言葉は論語の中で、多く使われている言葉です。
類する語として、『恕』『忠』そして『忠恕』があります。
まごごろ、おもいやりといった言葉が適切なようです。
孔子は、ご自身が『忠恕』の原理を
貫いて生きてきたと弟子に語っています。
また、
・利に放りて行えば、怨み多し。
「自分の利益のみを思って行えば、
やがて互いに怨みあうようになることが多い。」
・君子は義にさとり、小人は利にさとる。
「君子は義に敏感であるが、小人は利に敏感である。」
・位無きを患えず、立つ所以を患う。
己を知る莫きを患えず、知るべきを為すを求むるなり。
「地位のないのを気にするよりも、なぜ地位が得られないのか
を考えなさい。自分を認めてくれないことを機にするよりも、
どうすれば認めてくれるのかを考えて努力することだ。」
と展開されています。
特に二つ目は、『先義後利』ともとれます。
経営者としては、とても重要なスタンスを教えてくれます。
・能く禮譲を以て、国を治めんか、何か有らん。
「礼の根本である譲る心を以って国を治めれば、
なにが難しいことがあろうか。」
ここの譲る心とは、ビジネスでいうとマーケティング領域の
話に通じるのでしょう。
お客様に譲る。
社員に譲る。
という立ち位置で置き換えると、自分の利益は後にして
相手の願いや問題を解決することを優先する。
これが、譲る心だと認識しました。
その心をいつも持ち続けるために『義』『仁』『忠恕』
というキーワードを持ち続けるのでしょうか。
月1回心をリセットできる2時間です。
毎回、奥が深い論語をストーリーでご教示いただく
安岡定子先生に感謝です。
コンサルティングに強い税理士法人 御堂筋税理士法人の才木でした。