「生きることは働くこと」セミナー
2020.01.19
ブログ
御堂筋税理士法人の才木です。
「生きることは働くこと」と聞いてどのような
イメージを持たれますか?
2年前から一緒にお仕事をさせていただいている
一般社団法人HIFIVE 代表理事 畠山織恵さんと亮夏さん
の講演テーマです。
「生きることは、働くこと」
※才木も一般社団法人HIFIVEの理事を
務めさせていただいたいます。
正直、最初は意味が分からなかったのですが、
お二人と過ごす時間を通じて、だんだん意味が
理解できるようになってきました。
HIFIVEの目指す
「生きすことは、働くこと」
の「働く」ということは、
純粋に「社会の役に立つ」といいうこと。
もちろん、経済的な価値(対価)も発生させて。
一般的な障害者施設での役務提供では、
健常者のサポートのもと行われる労働が
多いので、月給数万円という実態があります。
本当の意味での「労働」とは何だろう?
・社会の役に立つ(社会に必要とされる)
・働きがいを感じる
という疑問から、HI FIVEの活動はスタートしています。
脳性まひという重度障害の亮夏さんは、
「自分自身で動けない」「話せない」。
これは、ハンディキャップととるのか?
・動けなくてもできることはないか?
・話せなくてもできることはないか?
という思考の結果、
・動けなくても社長!
・話せなくても大学講師!
という世界を実現しています。
そんな、二人の生きざま横で一緒に
みていると、自然と
「もっと自分にできることはあるはずだ!」
と大きなメッセージを受け取ります。
1月11日弊社のお客様の
運送業SAグループさんの新年決起大会で
お二人の講演をHIFIVE事業として行いました。
100名近くのドライバーさん、そして管理者の方々が
真剣に二人の話を聞いて下さいました。
講演終了後には、亮夏さんのかっちかちの上腕二頭筋、
シックスパックの腹筋をさわりに来てくれたり、
終始笑顔の対話が続きました。
そのうちの一人のドライバーさんは、
「お二人の話に本当に感動しました。
私にももっとできることがあると感じたので、
SAグループメンバーとして、
もっと、トライ&チャレンジします!」
を大粒の涙を流しながら、お話ししてくれました。
HIFIVEが伝えたいことは、
「働く」ということは、「社会の役に立っていること」
その上で、経済的自立も果たすということ。
特に、重度障害者である亮夏さんの立場では、
この定義の「働く」を実現することは、とても難易度が高い。
その状態を実現できてこそ、生きているという
実感があるということ。
一方、健常者は、「生きる」ことは、
そんなに苦労せずに実現できるでしょう。
自由に動ける健康体であれば、
月給20万円あれば、「生きる」ことはできるでしょう。
しかし、HIFIVEの「働く」意義をもって働いているかは疑問です。
仕事を通じて、「社会のお役に立つ」
具体的には、まず、お客様のお役に立つ。
そのことの重要性をドライバーさんは、
感じてくれたのだと思っています。
HIFIVEでは、SDGs8
働きがいも!経済成長も!
を目標に掲げています。
169ターゲットでは、
8.5 2030年までに、若者や障害者を含むすべての男性及び女性の、
完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、
ならびに同一労働同一賃金を達成する。
私も、微力ながら、このHIFIVEの活動を推進しています。
この記事をお読みいただき、
「自社メンバーの【働く】ことの意味を一緒に考えたい」
という方がいらっしゃれば、才木までお気軽にお問合せ下さい。
・講演 60分
・ワークショップ 90分
で【働く】意味を考える機会を提供いたします。