経営者の条件(第2章)
2019.07.03
ブログ
御堂筋税理法人の才木です。
ドラッカーさんの経営者の条件
第2章 汝の時間を知れ!
私の現在の問題意識からのまとめです。
知識労働者には自らの方向付けを
自らさせなければならない。
※一応私たちは知識労働者。
そのため、何が、なぜ期待されているのかを
理解させなければならない。
自らが生み出すものを
利用する人たちの時間を
理解させなければならない。
そのためには多くの
情報、対話、指導が必要となる。
ここでも時間が必要となる。
しかも上司と同僚にも時間を
割かなければならない。
多少なりとも成果と業績を上げるには、
組織全体の成果と業績に
焦点を合わせなければならない。
したがって、自らの目を、仕事から成果へ、
専門分野から外の世界、
すなわち成果が存在する
唯一の場所たる外の世界へ
向けるための時間を必要とする。
成果を上げる組織では、
トップマネジメントが意識して時間を割き、
ときには新入社員に対してまで、
①あなたの仕事について
私は何を知らなければならないか
②この組織について
何か気になる事はないか
③我々が手をつけていない
機会はどこにあるのか
④気づいていない危険は
どこにあるのか
⑤私に聞きたい事は何か
とじっくり聞いている。
時間の管理は継続的に
行われなければならない。
継続的に時間の記録を取り、
定期的に仕事の整理をしなければならない。
そして自由にできる時間の量を考え、
重要な仕事については締め切りを
設定しなければならない。
大きな成果を上げている人は、
緊急かつ重要な仕事とともに
気の進まない仕事についても
締め切りを設けたリストを作っている。
それらの締め切り日に遅れ始めると
時間が再び奪われつつあることを知る。
時間は貴重な資源である。
時間を管理できなければ、
何も管理できない。
その上時間の分析は、
自らの仕事を分析し
その仕事の中で何が
本当に重要かを考える上でも、
体系的かつ容易な方法である。
汝自身を知れとの昔からの知恵ある処方は、
儚い身の人間にとっては
不可能なほどに困難である。
しかしその気がある限り、
汝の時間を知れとの処方には
誰でも従うことができる。
その結果、誰でも貢献と成果への
道を歩むことができる。
私たち御堂筋税理士法人では、
①本来業務(緊急、重要)
②日常業務(緊急、Not重要)
③戦略業務(Not緊急、重要)
④雑務(Not緊急、Not重要)
と区分したうえで、その仕事の投下時間の
予定と実績を振り返ることを③戦略業務として
仕事に組み込んでいます。
本来業務・日常業務のあくなき改善と
戦略業務について、外部に目を向けることが
貢献と成果へのスタートなんだろうと。。。
御堂筋税理士法人の才木でした。