経営者の条件(第4章)その2
2019.07.25
ブログ
御堂筋税理士法人の才木です。
ドラッカーさんの経営者の条件
第4章「人の強みをいかす」~続き~
私の視点でのまとめです。
・上司の強みを活かす成果をあげるには、
上司の強みを
生かさなければならない。
しかも上司の強みを活かす事は
部下自身が成果をあげる鍵である。
上司も人間である。
「上司は何がよくできるか」
「何をよくやったか」
「強みを活かすためには
何を知らなければならないか」
「成果を上げるためには
部下の私から何を
回さなければならないか」
を考える必要がある。
上司が得意でないことを
あまり心配してはならない。
上司の強みを活かすには、
問題の提示にしても、
「何を」ではなく、
「いかに」について
留意しなければならない。
・自らの成果をあげる自らの仕事においても、
まず強みからスタート
しなければならない。
すなわち自らのできる事の
生産性を上げなければならない。
成果をあげるエグゼクティブも
自らに対する制約条件は気にしている。
しかし彼らは、して良いことで、
かつ、する値打ちのあることを
簡単に探してしまう。
させてもらえないことに
不満を言う代わりに、
して良いことを
次から次へと行う。
その結果、同僚たちには
重くのしかかっている制約が
彼らの場合は消えてしまう。
強みを活かす事は、
行動であるだけでなく
姿勢でもある。
しかしその姿勢は
行動によって変えることができる。
同僚、部下、上司について、
「できない事は何か」ではなく
「できる事は何か」を
考えるようにするならば、
強みを探し、
それを使うという姿勢を
身に付けることができる。
やがて自らについても
同じ姿勢を身に付けることができる。エグゼクティブの任務は
人を変えることでは無い。
人の持つあらゆる
強み、活力、意欲を
動員することによって
全体の能力を増加させることである。
機会に焦点をあて、
強みを活かしきることによって
その人の弱みを組織から消し去る!
ある意味、
発達障害の方々、
障碍者の方々、
LGBTの方々、
を含めたジェンダー平等の
ビジネスの世界を
ドラッカーさんは
見ていたのかもしれませんね。