素晴らしい目標設定
2014.06.30
経営
御堂筋税理士法人 才木です。
あるコンサルタントの方から教えて頂いた事例。
千葉の旅館でシーズン、休日の稼働率はもちろんのこと
平日の稼働率も80%を超える人気旅館だそうです。
その秘訣は何か?
それは、スタッフの共通目的にありました。
旅館にこられるお客様に最高のサービスを提供し、
お帰りの際に、そして『また来たい!』と思って
頂くことが目的だそうです。
従って、接客する目標も明確です。
お帰りの際に、
第1目標
次回の予約をその場で頂く!
第2目標
『あなたの名刺を下さい。次回の予約時には、あなたにお電話します。』
と言っていただく。
第3目標
『とても、良かったです。また、来たいと思いました。』
と言っていただく。
それ以下の状態では、お客様の満足度は満たせていないとのこと。
私は、ハードルが高い目標設定だなと感じました。
と同時に、その高い目標に向かってサービス提供できている
スタッフの方々は、素晴らしいなと思いました。
『どのようにすれば、次回の予約をお帰りの際にいただけるのか?』
お客様の視点で、サービスの工夫を考えると楽しくなるのでしょうね。
例えば、今回の旅行では、観光出来なかった場所の魅力をお客様と
共有して、次回の旅行のイメージを一緒に醸成させたりすることも考えられます。
そのようなアイデアも、スタッフ間で情報交換したり、先輩からのOJTが
あったりと、そのシーンが想像できます。
まさに、C.Iバーナードの組織存続の3要素
1.共通理念・共通目的
2.コミュニケーション
3.メンバーのやる気
の好循環図が思い浮かびます。
特に、共通目的からの目標設定が絶妙ですね。
お客様がお帰りの際の3基準目標です。
この目標設定は、とてもいいヒントになりました。