御堂筋税理士法人創業者ブログ

御堂筋税理士法人の才木です。

 

金曜日にMAP経営様・

あんしん経営をサポートする会主催の

第1回未来会計フォーラムに参加しました。

 

第1部は青山学院大学原晋監督のご講演。

第2部はMAP経営浅野社長のご講演。

浅野社長は、個人的にも親しくしてもらっている

(私はそう思っている)ので、いつも話している

ことをブレずに講演している姿に清々しさを感じました。

一緒に参加いただいたお客様も

「浅野社長の言ってることは王道でその通りだ!」

ととても感銘を受けてくださっていました。

 

第1部の原監督の話でメモした内容を

共有したいと思います。

 

「ビジネスもスポーツも同じ。

普遍性あり!」

と開口一番おっしゃった。

 

私もその通りだと感じています。

また、原監督は現在、青山学院での成果を

論文にまとめられているとのこと。

来年1月に完成とのことで、読んでみたいですね。

 

さて、原監督の着任からの10年間を振り返り、

大きく4つのステージがあったとのご認識。

 

ステージ1 初期 上意下達の指導

監督対部員

ティーチング&しつけ

寮規則の見直し

「競技力」「チーム力」「人間力」向上のために設置する。

・門限10時

・朝練習5時30分

・朝夕食は全員で食べる

・掃除で全員で行う

・ギャンブル、茶髪の禁止等々

→駅伝は、規則正しく行動することが大原則。

 

ステージ2 自覚期 権限委譲

→基礎ができるようになって初めて自覚や責任感が生まれる。

 

ステージ3 コーチング期 

監督責任者は、キーワードを投げて生徒に考えさせる

※自主性と自由をはき違いに注意

※ステージ1.2を飛ばすと適当なチーム、チャライチームになりやすい

→ここまでの3つのステージは、

状況対応型リーダーシップでの学習内容が蘇る。

http://www.hj.sanno.ac.jp/cp/page/10463

 

ステージ4 支援型の運営組織

監督は、外部指導者を巻き込みながら、チーム選手のサポート役に。

→これも企業でも全く同じ。外部の力を借りて成果を出す。

 

ここまでが、原監督が10年間プランの振り返り。

とても興味深いお話でした。

 

また、個別データとして

「夏練習量80%をクリアしてなければ箱根で成果出せない。」

というデータもあるらしい。

いわゆるKPIのひとつでしょうね。

 

もうひとつ

女性の活躍のデータ。

日本陸連の今年夏までのデータで各種目

の日本記録の更新データ。

男子の20年以上日本記録更新なし 6/25 24%

女子の20年以上日本記録更新なし 0/23 0%

これだけ、食事、トレーニング方法、ケア方法が

進化しているのに、男子は25種目中まだ6種目は

20年前の記録を更新されていないという。

女子は、20年前の記録はすべて更新されている。

つまり、女子の成果のほうが目覚しいということ。

社会現象も同じことが起こっているのではないか?

 

というように、プロセスや結果をデータで捉えて

メンタル面も支えながら成果を出されているところに

とても感銘を受けました。

 

最後に成功の10の秘訣として

1.「30年後」の自分を思い描く

2.「半歩先」の目標設定し実践する

3.「できるための方法」を考える

4.本気だからこそ「悔しい」と思える

5.「話をすること」「提案すること」を良しとする

6.大儀をかけて「三割理論」で立ち向かい

7.「個人と組織」両輪で評価する

8.「一体感」を持たせる

9.「怒る」より「アドバイス」を

10.最後はなんとかなるさ!

と締められた。

 

冒頭のお話のとおり、スポーツの世界も

ビジネスの世界も共通要素が多いので、

このような機会はとても刺激になる機会でした。

 

MAP経営の皆さま、そしてあんしん経営をサポートする会

の関係者の方々にお礼申し上げます。

また、次の機会を楽しみにしています!

 


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