期待感ある目標設定
2016.02.20
ブログ
コンサルティングに強い御堂筋税理士法人の才木です。
お客様会議での一場面。
まだ関与が浅いお客様なので、
私もさまざまな内容を
お聞きしながら、進行しています。
飲食店、お弁当店を店舗展開されています。
あるお弁当店舗の収益構造のお話。
売 上 5000万
粗 利 3500万
固定費 2600万
店舗利益 600万
という構造。
※記載数字は実数ではなく、
サンプル表示しています。
そんなに悪くはないが、
個人的にはもっと店舗利益が上がるはず。
理由は、他の店舗でもっと効率の良い店舗があるから。
私は店長にいくつかの質問をさせていただきました。
・売上はさらに伸びますか?
・伸びたときの供給体制は?
・売上の構成比は?
・店長の考える理想の状態は?等々
店長さんは、日ごろから問題意識高く
さまざまな角度で検討しておられ、私の
質問にも的確に答えていただきました。
いくつかの課題がつながって、
面白い仮説が生まれました。
その内容を簡単にまとめると
1.現状の売上構成は大きく3区分。
配達売上、店頭売上、移動店舗販売
店舗利益からみた収益効率の順位は、
店頭→配達→移動店舗の順番
2.商品供給体制は、現状で精一杯
3.売上アップはまだまだ見込める。
そこで、メンバーで仮説をたてました。
一番、生産性の悪い移動店舗販売を売上不足
店舗に任せて、当店舗としては、店売りと近場配達
にさらに特化したプロモーション作戦を立てる。
この仮説の効果は、店舗利益率8%の改善が期待できます。
さらに、来期からは増販効果も期待できます。
この仮説には、店長もトップも期待感でいっぱい。
もちろん、行動をしないと上手く機能することはないのですが、
目標設定の時点での期待感はとても重要です。
すべての会社にこのような期待感ある目標設定、改善目標を
共有したいなと改めて思いました。
これからの取り組みが楽しみ!
コンサルティングに強い税理士法人
御堂筋税理士法人の才木でした。