コックピット会議に参加
2018.03.07
ブログ
コンサルティングに強い御堂筋税理士法人の才木です。
お客様の第30回コックピット会議に参加しました。
毎月行われる経営会議です。
第30回ということで、ちょうど2年半年。
実は、3年前に弊社ファウンダーの小笠原が
このお客様のコックピット会議を設計し、
スタートして1年間は継続サポートさせていただき、
その後は自主運営されていたのです。
たまたま昨年、社長に就任された現社長が
私が講師を務めたセミナーに参加してくださり、
社長として同級生(私も昨年トップ就任)の私の目で
フィードバックをして欲しいとの依頼での参加です。
準備された資料は、弊社のコックピット会議と全く同じ。
1. アジェンダ(会議の設計図)
2. 前回の議事録
3. 経営のコックピット 6ページ
4. 目標管理シート 7プロジェクト
真面目に取り組まれているお会社の姿勢ももちろんですが、
きちんと構造化できるまでサポートされたファウンダー小笠原の
コンサルタントとしての偉大さを感じました。
さて、内容についてですが、さすが、
エクセレントカンパニーだけあって、
内容も充実しており、上司部下関係なくフィードバックし合える
風土は素晴らしいなと感心しました。
その中で、さらに成長という視点で、
最後にフィードバックさせていただきました。
1. 前回の議事録チェックは15分に短縮すること。
(現在は顛末確認も含めて30分使用)
前回の決定事項の顛末をもう少し工夫して記載できれば可能。
2. もうけのカーナビは、12ヶ月予測で明記すること。
期首2ヶ月は売上・利益とも前年割れしており、経営陣は大きな危機感を抱く。
この危機感を共有すべく、期首2ヶ月の売上減少率と限界利益率を
加味して、12ヶ月後の決算予測を経理部が算出して欲しい。
簡易に計算すると、目標利益の66%しか到達しない未来予測が・・・・。
これを、毎月確認してほしい。
3. コックピット報告は、数値報告の後に自身の見解を述べてほしい。
「2ヶ月連続で問い合わせ件数が減少。目標も未達成です」
という現実を受けて、その背景にある事実は何か?推察できることは何か?
そして、改善行動として約束できることは何か?
を報告してほしい。
4. 目標管理シートについて、ゴールイメージを数値化すること。
「既存顧客のファン化」というテーマの目標管理シートが存在したが、
その目標を達成した状態は何か?と問うと、
「クライアントとオリジナル商品を作って販売増に貢献し、
弊社のファンになってもらうこと」という答えが。
であれば、目標値は、共同開発のオリジナル商品の開発点数と
販売高が必要ではないか?
手段の目的化を防ぐためには、数値目標との比較が良薬。
5. 目標管理シートについて、今月の振返りと来月の行動予定をリンクさせよう。
月末に今月の振り返りを行います。振り返りは、よくできているが
その結果を受けて、今月何をどこまで実施するのか?
と自分に問いかけ、実行したシュミレーションを行い、
目標達成イメージは膨らむのかを検討して、実行の約束を自分にしよう。
と大きく5つのフィードバックをさせて頂きました。
会議終了後、社長、相談役(お父様)とで反省会。
未来を予測して、さまざまな手を打っておられ、
また打ち手を検討されておられる社長に相談役が
アドバイスされる場面もあり、ファミリー企業の素晴らしい
瞬間を味わいながら、私ももっとお役に立ちたいという
気持ちが熱くなりました。
経営理念に忠実に!
心地よい疲労感で新幹線に乗り込みました。
コンサルティングに強い税理士法人 御堂筋税理士法人の才木でした。