御堂筋税理士法人創業者ブログ

御堂筋税理士法人の才木です。

 

論語と算盤を再読しています。

 

~ 現代語訳版より抜粋 ~

 

第5章 理想と迷信

とても心に響いたので、シェアしたいと思います。

 

どんな仕事でも、近頃の流行語で言えば、

「趣味」-ワクワクするような面白みを

持たなければならないと思う。

 

人が何か、自分の務めを果たす

というときには、この「趣味」を持ってほしい

と強く思うのである。

 

仕事をするさい、

単に自分の役割分担を

決まりきった形でこなすだけなら、

それは、俗にいう

「お決まり通り」。

ただ命令に従って、処理するだけに過ぎない。

 

しかし、ここで、

「趣味」をもって取り組んでいったとしよう。

そうすれば、自分からやる気を持って、

「この仕事は、こうしたい。ああしたい』

「こうやって見たい」

「こうやったら、これをこうすれば、こうなるだろう」

というように、理想や思いを付け加えて

実行していくに違いない。

それが、初めて「趣味」をもったということなのだ。

私は、「趣味」の意味はその辺に

あるのではないかと理解している。

 

趣味の完全な定義は、置いておいて、ぜひ

人はその務めを果たすうえで、いつもこの

「趣味」を持ってほしいと思う。

さらに一歩進んで、人として生まれたからには、

人としての「趣味」を持って欲しいと思うのだ。

 

社会のなかで、一人前の「趣味」を持って、

その「趣味」のレベルが上がっていけば、

それに見合った成果が世間にもたらされる

ようになるだろう。

そこまでいかずとも、「趣味」のある行動であれば、

必ずその仕事には心がこもるにに違いない。

もしお決まり通りの仕事するだけなら、

生命など宿らず、型通りのもの

にしかならないのだ。

 

~ 一部省略あり ~

 

いかがでしょうか?

 

働き方改革が推進される昨今では、

長時間労働は、これから制限される。

 

一方、仕事の習熟には、投下時間との

相関関係が高い。

しかし、投下時間は限られている。

悩ましい状況。。。。

 

そこで、時間の使い方が重要になる。

時間の使い方といっても、

使い方を上層部から指示するより、

時間を意識し、各メンバーが

「趣味」を持って仕事に向かって

もらえれば、良いと感じる。

 

渋沢栄一さんの

この一文は、非常に参考になる一文だと。

 

 


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