御堂筋税理士法人創業者ブログ

御堂筋税理士法人の才木です。

あるお客様で来期の目標設定ミーティング。

経営計画を中心としたマネジメントシステムは

もう10年以上続いている。

毎年、毎年PDCAを繰り返し、中期目標を見直すという

地道な思考を繰り返していると、ついマンネリ化してしまう。

お客様から見る私たちの存在は、一番近しい外部者であること。

私たちの使命では、『Accompany』という表現をしている。

現状を共有するというということは、苦しみを分かち合い、

成果を喜ぶことやたくさんあるが、間違っても、

傷のなめ合い、基準の低い目標でスタートしてはならない。

ドラッカーは目標管理ついて以下のように述べている。

・目標管理の最大の利点は、自らの仕事を自らマネジメントで

きるようになることである。

・その値打ちは、支配によるマネジメントのかわりに、

自己管理によるマネジメントを可能にすることである。

・自己管理が強い動機づけをもたらす。

最善を尽くす願望を起こさせる。

目標を上げさせ、視野を広げさせる。

・自らの仕事ぶりを管理するには、目標に照らして、

自らの仕事ぶりと成果を評価できなければならない。

・したがって、あらゆる分野にわたって、

自己評価のための明確な情報をすばやく、上司にではなく

直接に与える必要がある。

数字でも厳密でなくともよい、だが明瞭で、意味があり、

直截で、信頼性をもち、平易なものでなければならない。

・目標の自己管理によるマネジメントは、自己規律を要求する。

・目標の自己管理は、人間というものが責任、貢献、自己実現を

欲する存在であると前提する。

大胆な前提である。

しかしわれわれは人間というものがほぼ期待どおりに

行動することは知っている。

・人は弱く無責任で怠惰であるとする者は、

弱く無責任で怠惰な部下を得る。

人を駄目にする。人は強く責任感があり貢献を

欲する存在であると見る者は、時には失望させられるかもしれない。

しかしマネジメントの第一の仕事は、人の強みを生かすことである。

それができるのは、人が成果をあげることを欲する

存在であるとするときだけである。

そんなことを議論しながら、来期の戦略目標とその目標を達成すべく

組織図を描いた。

メンバーから素晴らしい案が飛び出し、

『これで手に入れられそうな高い基準の目標ができました』

という声が聞けた。

基準を高くもつということは、

勇気がいることだと思うが、ドラッカーは要求する。

勇気をもって高い基準の目標にチャレンジしよう!




















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