経営計画セミナー
2018.01.27
ブログ
御堂筋税理士法人の才木です。
今週は、経営計画セミナー講師の機会を
2回いただきました。
受講者は、中小企業経営者及び幹部社員の方々。
参加者の皆さんのお悩みをお聞きしていると
・計画と立て方がしっくりこない。
・計画を立てたままでチェックができていない。
・チェックはしているが場当たり的。
・どのようなやり方で計画を立てるのか知りたい。
などなど、ワークで共有していただくとよくわかります。
私たちが推進している
御堂筋流戦略計画は、ドラッカー流の戦略計画です。
■戦略計画とは、
①企業家的なリスクを伴う意思決定を、可能な限りの知識をもって体系的に下し、
②意思決定の実行に必要な活動を体系的に組織し、
③意思決定の結果を組織的かつ体系的にフィードバックし、
期待と比較測定する連続したプロセスのことである。
(ピーター・ドラッカー「マネジメント」)
⇒事業計画とは、わが社の未来についての仮説の構築と検証のプロセスである。
仮説を立て、一歩踏み出し、確認することで、その有効性と対応策が見えてくる。
ドラッカーの定義する戦略計画は、
期待と比較測定する連続したプロセスまで含んでいます。
計画立案+実行管理(期待と比較)も含んで戦略計画といいます。
つまり、計画倒れという発想はないのです。
このことは、とても重要なので講義でもしっかりお伝えさせていただきます。
計画倒れにならないポイントは、
計画にチェックの仕組みを組み込むことです。
戦略計画に記載された目標は、
月次?週次?日次?で
どのように期待値と比較して対応策を検討するかを
決定することが必要になります。
また、経営計画を通じて社員教育を行うという
キーワードも重要です。
そのヒントは、
■「経営とは組織の意思と目標を定め、
人材を目標達成へと導いていくシステムである。
そのためにもっとも効果的な方法が、
経営計画を中心とした経営のスタイルである。」
(マービン・バウワー「マッキンゼー経営の本質 意思と仕組み」)
このように、経営計画作成が目的になるのではなく、
経営計画を通じて、社員が成長し、モチベーションも上がり、
企業が成長することを目的にしなければいけないと考えています。
1日セミナーもあっという間に終了してしまった感じ。
また、私たちも一企業として、同じ目的意識をもって取組んでいます。
その弊社の経営計画書を昨年に引き続き、今年も販売することにいたしました。
ご興味お持ちの方は、是非手に取ってご確認ください。