書評「セブンイレブンだけがなぜ勝ち続けるのであろうか?」
2014.07.28
日常
御堂筋税理士法人の才木です。
「セブン‐イレブンだけがなぜ勝つ続けるのであろうか?」
「お客様のために」ではなく「お客様の立場で」
「お客様のために」の場合、どうしても自分にとって
不可能なことは無理ということで
排除されてしまう傾向があるとのこと。
「お客様の立場で…」では、それはあくまで
お客様の立場が主軸におかれるのであって
自分でできる、できないの問題ではなくなる。
別の角度から考えると前者は、
1.お客様はどう思っておられるのであろうか?
2.そのことに対して何ができるのだろうか?
という質問を一度に思考・検討していることになる。
後者は、お客様の立場で求められていることは何か?
を徹底的に考え抜くことに集中している。
そして、その立場で考え抜いた事象に対して、
そして、「改良・進歩」ではなく「革新・進化」という
次の経営思想原則に移るのである。
なんと美しい思考方法なのだろうか?
もう一つ面白かったのが
「セブンイレブンの基本4原則」
1.フレンドリー(サービス)
2.クリンリネス
3.品質(味や鮮度など)
4.欠品のない品揃え
だそうだ。
私が面白いと思ったのは、セブンイレブンは、
データ管理のイメージが強く、この4つの順序が
面白いと思った。
1番に、フレンドリーですよ!
しかし、鈴木経営哲学では、
・商業は、システム産業ではない、
ヒューマンビジネスだ。
・フレンドリーサービスは、最もコストのかからない
競争上の差別化手段だ。
という言葉に表現されるように最優先事項のようだ。
奥が深い。